6回泣いてしまいました

最終更新: 2021年3月19日


海賊と呼ばれた男


6回泣いてしまいました
 

 
以前より、最注目しておりました映画「海賊と呼ばれた男」を早速見てきました。
 

 
思い返すこと数年前、同僚に勧められた本(上・下)との出会いが、私の中で大きくそして激しく揺れ動きました。
 

 
この時、「この本を今、このまま買い取らせてほしい」と言い、ビックリさせた事を覚えています。
 

 

 
馘首はならん!
 

 
国岡商店率いる店主、国岡鐡造が役員に発した一言です。本でも泣きましたが、映画でもここで一回目。いわゆる社員の整理。解雇。
 

 
戦後、衣食住ままならない情勢下で、日本は復興に向かってこれからの状況で、まったく先が見えてこない、まさに一寸先は闇のなか、誰よりもその状況による恐怖を知っている店主が、一人のリストラも認めないというのです。
 

これ程までに、責任者自らが常に先頭を切り、糧となり、社員を家族と言い切り、最後の最後まで諦めない姿勢を示す事が出来た人と出会ったことがありません。
 

 
・・・いや一人います。が、それほど少ないように思えます。
 

 

 
この物語でなくてはならないのが「日田重太郎」の存在です。この人がいなかったら、今の出光はなかったのではないでしょうか。とにかく度肝を抜かれます。同じ人間なのかと思います。
 

 
この時代に生きた店主、国岡鐡造の身の上に、常に幾重にものしかかる苦難を「いっちょやってやるか」の掛け声で、やり抜き、また側近にいる超信頼のおける家族たちと繰り広げる人生を掛けた生き様を垣間見ることができて感動しっぱなしでした。

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