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「R5年度2級建築士受験します!」結果発表

令和5年9月10日に行われる2級建築士の設計製図試験に挑んできました。


令和5年12月7日が合格発表の日、恐る恐る主催者のホームページに掲載される合格者受験番号表に目をやりました。


なんと!そこには「自分の受験番号が掲載」されていました!びっくりしました。多少の手ごたえはあったものの、設計製図の試験は相対試験となっており、受験者の数だけそれぞれの回答があり、絶対的な回答はありません。


試験終了後、先程まで行われた試験内容を頭の中で振り返ってみたりしました。すると幾つかのミスにも気づいていたため、日が経つにつれてだんだんと自信がなくなっていきました。


折角学科試験に合格しているので、何とか今年は製図試験に合格できるように頑張りたいという思いから、7月~9月までの間は自分でも信じられないくらい仕事ほったらかしで図面を描いていましたから、少しのミスでも悔しさが沸々と湧き上がってきました。


今思えば、取り組みだした当初は、線の一本も描けない自分が少しづつでも描けるようになっていくのが、ちょっと楽しかったかもしれません。まあ、当時は「なんで同じ個所を何べんも何べんも間違うねん!俺のバカ!」としか思っていませんでしたけど。

受験票
受験票


 

緊張感

 

試験会場での緊張感は、「好きか嫌いか」と尋ねられたら、私は「好き」と答えますね。今から「戦い」が始まるといった雰囲気は普段の生活では味わいにくい感覚だからです。


ただし、試験が終わった途端状況は一変しますけどね。結局戦っている相手は自分自身だと気づかされるからです。


試験の種類にもよりますね。年に一回だけの受験の場合、落ちたらまた来年となるため、ピリピリ度合いが違います。


今回の2級建築士設計製図受験は2度目。つまり、ピリピリを通り越して「ビリビリ」になっていました。試験は水物と言いますが、何度も落ちると「あーあ、俺ってどうなの?」って後ろ向きに物事を考えてしまいます。


受験会場へは約30分前に到着し、気持ちを落ち着かせようと目を瞑ったり、復讐したりして過ごします。が、ですよ、がしかし、まったく落ち着かないもんですよねぇ。


この教室にいる受験者の「半分は確率上落ちる」って考えてしまいます。「半分は合格する」って考えられないんですよねぇ。


だって、周りにいる受験者全員が「スゲー出来る人」って見えてきちゃうんですよ。

受験中
受験中
 

始めてください

 

問題用紙と回答用紙が一枚づつ配られ、5時間という長い試験の始まりの合図を待っている時は、何とも言えない雰囲気の中にいます。


始めてください」の号令の後、用紙をめくる音だけが会場内に響き渡ります。そして「スーと言うマーカーを引く音や、カリカリというシャーペンの音」だけに当たり一帯が包み込まれるのです。


ん?」でした。一通り問題文を読み終えて、私の頭の中に最初に浮かんだ言葉でした。何だこれは?恐らくですが、大勢の受験者が感じたのではないかと思います。何故なら問題があまりにもオーソドックスだったからです。


一言でいうと「簡単」な問題だったのです。今回の設計製図の課題発表では「専用住宅(木造)」でした。これまでの課題には「〇〇を併設した」と言った副題のようなものが一般的でしたが、本年度課題はシンプル過ぎて問題の予測がつきにくいと言われていました。


つまり、前評判では「今年は難問になる」が先行していたため、拍子抜けした感は否めませんでした。しかし受験進行中なので、ただただ粛々とエスキスを描き進めるほかありません。


ここで不安に襲われたのを覚えています。「えっ?エスキス出来てしまった」となったのです。エスキスは得意な方ではなかったので、いつも2時間はフルに消費していたのです。


あれ?なんで?何か落とし穴に・・・、引っ掛け問題・・・?」が頭から離れずに何度も見直す羽目になってしまい、結局2時間が経過したのちに製図に入ったのです。


結局、不安を払拭できないまま、「はい!そこまで」の号令が5時間の経過に終止符を打ちました。


帰り道、大勢の受験者とすれ違う際に「簡単だったよね」とか「時間余っちゃった」とか、色んなことを耳にして更に不安に駆られました。


私は5時間すべてを費やしてようやく完成していたので、描く線一本一本が綺麗だとはとても言えない状況だったのです。


しかも、全員が簡単であった試験でも、全員が合格する試験ではなく半数以上が不合格になる、ハイレベルな戦いになることが容易に想像されました。

 

まとめ

 

設計製図試験の合否判定は、人の目による採点で、自身がどこが良くてどこを間違えたが開示されません。結局のところ、復習がしにくい一面があります。


ようやくの思いで合格の二文字を掴むことはできましたが、今後も心配は残ります。がしかし、せっかく頂いた資格について、これからはもっともっと掘り下げて、仕事を通じて誰かの役に立てるように取り組もうと誓いました。


さあ今から頑張ろう!

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