識の高杉、才の久坂
幕末の志士たち
〒758-0077 山口県萩市南古萩町23
高杉晋作の名言
「おもしろき こともなき世を おもしろく」や「人間というのは、困難は共にできる。しかし、富貴は共にできない」など、此方も芯を喰っているなぁと思ってやまない。
「百万の大群、恐るるに足らず。恐るるべきは、我ら弱き民、一人ひとりの心なり」
幕末の尊王攘夷派の機運高まる中、奇兵隊を率いて倒幕活動を行うのでありますが、その構成員は、武士だけでなく、志願制をとり、農民、漁師や中には力士や僧侶もいたそうです。
彼もまた松下村塾の塾生で久坂玄瑞と「識の高杉、才の久坂」と称され、松下村塾の双璧と呼ばれるまでに至ったそうです。
とにもかくにも、朝敵とされた長州藩一藩だけで、幕府軍相手に戦いますか?無謀・ヤケクソといった風にとらえられてもおかしくない状況で、実質的に勝利を手にしてしまうところが、魅了して止まないのでしょう。
久坂玄瑞の名言
「富士の御山は崩るとも、心岩金砕けやせぬ、これ、砕けやせぬ」
木戸孝允(桂小五郎)の名言
「才才を恃み愚は愚を守る」
この言葉の意味としては、賢き人は自身の能力を頼りにして努力することを怠る、逆にそうでない者は、そのことを自覚しているので努力する。
人間力の差は、生まれ持って身に着けている能力ではなく、その後に頑張った努力や生き方であるとの教えだそうです。
「大道行くべし、又何ぞ防げん」
この言葉は、人は進むべく正しい道を進むべきだ、その道を妨害するものは何もない、といった教えだそうです。
維新三傑の一人。幕末の志士時代には、何度も命を狙われ、尚も京都で活動を行い続け、倒幕後の明治維新の真っただ中も、内政穏やかならない時代を権力闘争に明け暮れる。この時代だからだと片づけることは到底できないですよね。
何が、人をここまで突き動かすのだろう。そんなことを考えながら、写真の前でしばらく考えていました。
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