なぜ?不動産投資に「賃貸不動産経営管理士」の資格が有効なのか


資格取得が目的ではない、どうやって資格を利用して利益にするか


よく聞く「資格を取れ取れ」というのは企業側の都合です。言われた側は「仕事して帰って勉強?はぁ?」「飲みに行きたい」「家族サービス」「落ちたら何言われるか」「そもそも責任が重たくなるじゃん」かもしれませんね。

✅目的を明確にする

実務上資格が必要な方で100点満点合格された方には他言無用と叱られそうですが、そうでなければ間違っている知識が内在していることになるので嫌でも見直しているかと思います。

実務上資格が必要ではない方の場合、いっぱい時間を消費して、いっぱいやりたいこと我慢して、ようやく合格したにも拘らず実力を発揮する「出番がない」訳です。

ですから合格発表後に改めて、教科書や問題集に再度目を通すことがなかなかできなかったりしますよね。

せっかく勝ち取った資格を何かに利用できれば「少しは力入るんだけどな」なんて思ったことはないですか?

他人のためではなく自分のための行動

資格保有者としての称号は気分はいいけれど、持っているだけでは一円にもならないわけです。「そんなことわかってるよ」と聞こえてきそうですが、資格を取得した後から生かせる場所があるんです。

もちろん「生かせる」か「生かせないか」は行動力に掛かってきます。そもそも「賃貸不動産経営管理士」は誰のために必要なものだったのでしょうか。


賃貸不動産オーナーと接見する方法


まず「不動産投資で利益を出したい」のであれば現役の方に会って、そのノウハウを教われたら「超ラッキー」ではないでしょうか。

how to本は本屋に行けば無数にありますがこれらの情報は一方通行です。

同志は良きライバルになる

もちろん概略や流れを知る上では有効であることには違いありません。ですが「生の声」ほど心に刺さるものはないと思います。

だからといっていきなり「どこどこの〇〇セミナーに参加して」というわけではありません。

もっと敷居の低い「団らん」とか「雑談」に近いコミュニケーションツールがあれば、気安く参加できそうじゃないですか?会費無料とか空き時間でOKとか。

そんな場所がいくつもあるんですよ。もしご存知の方でしたら申し訳ありません。代表格はここですね。

一般社団法人 全国大家の会」全国に130団体のコミュニティがあって登録会員数は39,000人!オフ会やイベントも行っているんです。興味のある方はこちらのホームページサイトから。

難しい参加資格もなく初心者から上級者まで、若年層から年配の方も参加できる場を提供してくれています。もちろんプロの経営者や士業の方もいらっしゃったり。なんかワクワクしませんか?

同じ様なコミュニケーションの場を提供している団体は他にもあります。但し各団体ごとによって得られる情報量に差があったりしますので、一件目だけで判断せずに色々探して顔を出すという行動力が必要不可欠ですね。

何事も最初は緊張しますし、誰も知らない不慣れな場所への参加には、後ずさりしてその場を逃げ出したくなったりするかもですが、逃げ出したかったら逃げればよいと思います。それよりもまず「1回行ってみる」が大切です。

コミュニケーション量は案件量に比例する

もし、同じ年頃の話が合いそうな人と出会えたら「超ラッキー」かもしれません。もしくは自分のお父さんのような年齢の方なら「うわっ無理!」ってなるかもですね。

そこで「賃貸不動産経営管理士」に合格した旨を切り出して、白々しくでいいので話のネタにする訳です。すると「へぇ、おめでとう!」とか「すごいじゃん」とか「国家資格なんだろ」とかになったりするわけです。

但し、これは合格した年にしか使えないネタです。ですから、資格試験を受験する前からこういった場所に出入りするのも一つの手だと思います。

一足飛びに仲良くなろうとしても、なかなかできるもんじゃありませんが、大勢いる中の1人との出会いで何かが変わることだって大いにあると思います。但し、礼儀は弁えてなければなりません。


ギバーとテイカー


もし目の前にたまたま仲良くなれた「不動産投資」で成功している現役の方がいたら、思わず「根ほり葉ほり」聞きたくなりますよね。「不動産投資をするきっかけは」とか「良かったこと・悪かったこと」とか。

ですが、相手が以前からこの場に出入りしている方だったとしたら「またその話?」ってなるわけです。相手もここに来るメリットを感じて出席されているので注意が必要です。

もし逆の立場だったらですが「私何にも知らないので、一から手取り足取り無料で不動産投資で利益を出す方法優しく丁寧に教えて」といわれて対応しますか?と言うことです。

自分は今ここまで考えている」「この後もこうしたいと必死で考えている」「今こんな投資物件を検討中で」とか何か具体的なものを持参する方が良いと思います。

すると「それはこうした方がいいんじゃない?」って話がつながる可能性が出てくるばかりか、逆に賃貸経営管理士さんに伺いたい、「サブリース方式の管理は今後も有効?」とか

バリアフリー等の改修工事費って、国や地方公共団体等から経済的支援してくれるかなぁ」とか質問をくれたりするんですよ。

ここで答える事が出来たら「一気に信頼性UP!」ですよね。なにも物件情報を持ち込む必要はありません。

こういった場所では何でもいいから何か一つ情報を提供出来たら最高です。もちろん何もないからダメなんてことはありません。

だって最初はみんな同じ所スタートなのでわかってくれるはずです。


実はプロでない大家さんが多い


不動産投資」なんていうとカッコいいかもしれませんが、その多くはいわゆる「大家さん」といって昔々から行われている貸家業なんですね。

ですから法律がここまで細かく規定される以前から営まれてきた業種なんです。

ですから、「難しいこと言われてもワシにはわからんよ」と投げ返されることも多々あります。そんな大家さんのためになることを優しく教えてあげたら、何か情報と交換してくれるかもしれませんね。

というと「あざとい」とか「下心見え見え」といわれるかもしれませんが、「横取り」する訳ではないのでビジネスと割り切っちゃいましょう。

世の中には不動産賃貸業の大手企業が軒を連ねています。もちろん管理業を併設して手掛けている場合が多いはずです。

邪魔をするな」といわれるかもしれません。もちろん宅建業の免許を上げていなければそこに関わる仕事はできませんが、相談相手になってあげることはできます。

だって「賃貸不動産経営管理士」なのですから。

また、賃貸業者と一戦交えるわけでもありません。ようは、せっかく取得した資格です。

それは世のため人のために利用しつつ、自身の「不動産投資で利益を出したい」という願いを叶えるために最大限活用できる権利を持ったということなのですから。


賃貸不動産経営管理士になるには


これから「賃貸不動産経営管理士」を目指すなら「一般社団法人賃貸不動産経営管理士協議会 受付センターのホームページから「資格について」や「受験される方へ」などのタブから確認できますので一読されるのが良いかと思います。

概要の把握

ホームページを読み進めると「過去の試験問題一覧」があることに気づくと思います。まずこの過去問題に取り組んむのが必須だと思います。

なぜなら、そもそも資格制度がスタートしたのが2007年からですから歴史は浅いため出題傾向としては過去問から類似の問題が良く出てきます。

毎年3月に「試験実施要領」が発表されます。

※ ”和3年度 一般社団法人賃貸不動産経営管理士協議会HPより抜粋”

5問の免除」が受けられる(修了から2年間有効)講習制度などもあって(受講しなくても試験は受けられます)希望すればだれでも受講できます。

主催者が発行する「賃貸不動産管理の知識と実務」を教材に使用し、賃貸管理業務に必要な専門知識の習得と実務能力を高めてもらうための講習プログラムとなっています。私は受講しました。

※ ”和3年度 一般社団法人賃貸不動産経営管理士協議会HPより抜粋”

不動産投資で利益を出したい」という願いを叶えるための第一歩として、挑戦してみる価値はあるかと思います。

傾向と対策

まずは「独学」をおススメします。国家資格に昇格した今年度より難易度は上がっていると予測できますが、過去問を繰り返し解くことで確実に実力は向上します。(初めの1回目は全然点数取れませんでしたけど)ロボットのように只々繰り返す勉強法です。

一通り言葉や言い回しに慣れてきたら、一冊問題集を購入して解いてみると良いかと思います。

なぜなら「あれ?この問題知ってるよ」とか「言い回し方が違うけど似てるなぁ」と気付けたり、「四肢択一のうち1問だけ見たことない」となって更なる知識が増えるわけです。実際に使ったおすすめ問題集はこちら

これだけで十分だったと思います。ですが、人によっては「時間がない」や「講師に聞く方が理解が早まる」「間違った解釈をするのが怖い」という方もいるかと思います。


まとめ


  • 賃貸不動産経営管理士」は誰のために必要なものなのか

  • 一般社団法人 全国大家の会」全国に130団体のコミュニティに参加してみる

  • 話をつなげるには、自らギバーになるための気持ちが必要

  • 下心見え見えでもビジネスと割り切っちゃう

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