battle-ship-yamato
- 2020年1月2日
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更新日:2 日前
battle-ship-yamatoが出迎える大和ミュージアム
〒737-0029 広島県呉市宝町5-20「大和ミュージアム」(呉市海事歴史科学館)

ここ大和ミュージアムは予想以上に大きな建物でした。当初はbattle-ship-yamatoが観れるといった好奇心が先行し、半ば浮足立っておりました。その後、私はただの観光では終わらない、深く静かな時間を過ごすことになったのです。

お正月時期と重なり、敷地周辺には入館を希望す人影はまばらでした。が、館内は想定外に混雑していました。最近では映画「アルキメデスの大戦」や、少し前「男たちの大和」は映画館にて鑑賞させて頂いていましたが、これほどbattle-ship-yamatoに興味を示される方々が多いことに驚きました。

全長263メートルという史上最大級のbattle-ship-yamato。そのスケールを頭では理解していても、実際に目の前にすると言葉を失っていました。主砲の大きさ、艦橋の高さ、そして戦時下においても美しいフォルム。その一つひとつが、日本人の高い技術力の結晶であり、同時に時代の象徴でもあった。
敷地の野外には、屋内に入りきらない程の大きなスクリュウと大砲が展示されていました。当時、battle-ship-yamatoには歴史上最大の排水量と46㎝主砲3基9門が装備されていました。映画の中では、その建設は秘密裏に行われたとの事でした。
この超巨大戦艦を隠すこと自体非常に大変だったことがよく伝わってきます。不沈艦と称された戦艦大和ですが、最後は海の底に眠ることになってしまったのでした。

今、この1/10スケールの大和を見ていて、実際にこの甲板の上で、怒号飛び交う指示や命令の中、一つのミスも許されない環境下で、命の交換やスレスレの攻防をやってこられた先人の方々が、たった100年にも満たない近代史の中に実在していたことを思って止みませんでした。
以前「知覧特攻平和会館」や「広島平和記念資料館」を訪れた時と同じく、戦時中の人々の生活や、若くして海に出た乗組員たちの記録——それらは決して遠い過去の出来事ではなく、一人ひとりの「人生」そのものだったと深く感じて止むことはありませんでした。
感じることはいつも、出撃前の乗組員たちの姿と思い。彼らの多くは、帰ることができないことは既にどこかで理解していたのかもしれない。それでも尚、任務に向かったその姿を思うと、恐怖とともに、責任や覚悟がにじんでいたように感じるのでした。

展示物「battle-ship-yamato」を見ることしかできませんが、実際に現場でこの大砲が自分に向かって角度を変え、照準を合わされ、火を噴いて発射されたら、しかもそれが毎日身の上に起きている現実を知ったら、現代を生きる私にとって、選択肢もない中でこれほど険しい道は他にないのだろうと思いました。
まだ、あるいはこれから「大和ミュージアム」に足を運ばれる方にお知らせしたいこととして、館内は決して重苦しい雰囲気だけではありません。子どもたちが科学技術に触れ、「学び」の場としても充実しています。しかし、どこか静かな緊張感が流れているのは、この場所が伝えようとしているものの重みゆえのことだと思うのです。

展示されている飛行機の型式等は解りませんが、非常に精巧に再現されており今にも動き出しそうなスケール感でした。コクピット内も見学できましたが、非常に狭苦しく、身動きとるのに一苦労も二苦労もしそうな空間しかありません。
実際には、何度も離発着を余儀なくされ、メンテナンスもそこそこ程度で、オイル漏れや着陸時に足が出ないなど不具合も多かったと聞いたことがります。
ボロボロに傷付き、「これで飛んで行かなければいけないのか」と思わせるほどの機体だったかもしれません。ブレーキのない車を運転するようなものではなかったのかと思います。

館内には「シーサイドカフェ」が併設されており「さみだれカレー」を注文しました。海上自衛隊呉基地に所属する護衛艦「さみだれ(DD-106)」の艦内で実際に食べられているカレーです。
「呉海自カレー」事業者部会が護衛艦「さみだれ」の調理員から直接作り方を教わり、艦長から認定を受けたもので、牛肉、豚肉、鶏肉の3種類のお肉と、香菜をじっくり煮込んだコクと旨味が特徴で、濃厚な仕上がりとなっています。毎週金曜日にカレーを食べる海自の伝統に基づき、艦内での味を忠実に再現した、こだわりのある一品です。
そのあとお店を変えて、「海軍さんの麦酒館」にて「はくりゅうカレー」を頂きました。白桃が隠し味として一緒に煮込まれているとのことで力が漲ってくるようでもありました。ごちそうさまでした。

また、各艦艇ごとに味わいが違うそうです。護衛艦【いなづま】のいなづまカレーとか、補給艦【とわだ】の補給艦とわだカレーとか色々とあるようです。

ミュージアムを後にする頃には、最初に感じた「迫力」や「興味」という単純な感情は、「なにかを考えさせられる」という思考へと変わっていきました。今なお、世界中で戦火のない時代はありません。
その都度、技術は進歩し人々を恐怖に晒しています。そうした戦争の現実と向き合いながら平和の尊さを人類は考えなければならないと—それらが静かに心に残る一日となりました。
もし広島を訪れる機会があれば、ぜひこの場所に足を運んでほしいと思います。目に見える迫力だけでなく、見えない「歴史」と向き合う時間が、きっとあなたの中にも何かを残してくれるはずだと確信しているからです。






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