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「この時計、父から譲り受けた大切なものなんです」や「この手鏡は母にプレゼントしたもので生涯大切に使っていてくれたの」等のように物自体が人と人を繋げていく媒体になっていたと思います。おそらくそれらが遺品となるものだと思います。遺品整理とは、亡くなられた方がご使用されていた品々を遺品とみなし、その品々をご遺族の方々と一緒になって一つ一つ丁寧に整理し、ご理解のもと、必要なものと不用なものを分け、不用なものの中に再利用がまだ可能であれば買い取りを行い、ご親族の費用軽減し負担を減らす努力をすることです。また大切な物品は、形見分けとしてご遺族の方々にお渡しし、安心を提供することです。

また、個人情報保護の観点から、取り扱いには十分注意し、廃棄物やリサイクル品の取り扱いに関する各法規制を遵守し、遺品整理業特有の事項に対して正しい知識を持って、それにともなった正しい処理を行うことです。

遺品と不用物

室内にあるすべての物品を遺品としてお持ちかえられる方もいるかもしれません。しかしながら、物量的にすべて運び込むことが難しいこと等から、整理が必要となるケースが多くなっております。遺品とは、故人が生存中に所有していたもので、死後遺されたものが全てとなります。遺品は日常生活に使っていた家財道具などや、遺族にとってかけがえのないものを選んで、形見分けとして残す物品と、不用物として片づけるものに分けて、整理していく必要があります。不用物として分けておいた物品には家具や家電、衣服などの古くなって価値がない物も多くありますが、中にはリユースする価値のあるものもあったりします。あくまでご遺族の方々に遺品か不用物かを選別して頂くので勝手には判断できません。

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