バルク購入が利益率UPにつながりやすい理由
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更新日:12 時間前
今回は、「バルク購入がなぜ利益率アップにつながりやすいのか」について、実体験をもとに紹介したいと思います。あくまで個人的見解ですが、実務ベースの話として参考にしていただければ幸いです。
結論
バルク購入の本質は「価格」ではなく「交渉余地と競争環境」にある。
コンテンツ
思考停止では見えないチャンス
すべては交渉次第
実際の収支と結果
まとめ
思考停止では見えないチャンス
「複数物件を同時に購入するなんて、お金持ちだけの話では?」多くの方がそう感じると思います。実際、私自身も最初はそうでした。しかし現実は、必ずしもそうではありません。
例えば今回、同一マンション内の類似間取りの2室を同時購入しました。市場相場としては、フルリフォーム済で1室あたり約1,900万円前後。この条件から逆算すると
原価ベース:約1,300万円/室が限界(リフォーム費用除く)
2室合計:約2,600万円
利益:1件あたり100万円前後が目安
「2部屋同時に売れるのか?」という不安もあり、決して楽観的な判断ではありませんでした。当初は、“赤字にならなければ検討しよう”という、いわば守りの判断でした。
この時点では、正直に言うと思考停止に近い状態。既存の枠の中だけで判断していたのです。
すべては交渉次第
考え方が変わったのは、シンプルな原則に立ち返ったときでした。「不動産も需要と供給で価格が決まる」そしてもう一つ重要なのが、売主の事情は一つではないということです。
例えば、
早期に現金化したい
相続問題を避けたい
遠方で管理できない
精神的負担から解放されたい
こうした背景がある場合、売主にとっての優先順位は「高く売ること」ではなく「早く確実に手放すこと」になります。ここに、バルク購入の本質的なチャンスがあります。
実際の交渉ポイント
今回のケースでは、以下の条件を提示しました。
残置物撤去・清掃は買主負担
契約不適合責任は免責
その結果、1室あたり1,200万円での購入に成功
当初想定よりも、さらに利益余地を確保できました。
実際の収支と結果
順調に見えた今回の案件ですが、想定外もありました。リフォーム費用の高騰です。
世界的有事や新型コロナ禍以降、エネルギー関連の価格高騰の影響で、もれなく資材も高騰し、その影響をまともに受ける形となりました。
通常400万円強のフルリフォームに掛かる費用が、2件で100万円以上のコスト増。タイミングの悪さに正直落ち込みました。しかし結果としては、
2室とも半年以内に成約
想定以上にスムーズな出口
「片方だけ売れてもう一方が残る」という典型的なリスクも回避できました。
バルク購入で得られる3つの本質
今回の経験から整理すると、ポイントは以下の3つです。
競合が減る→ 一括購入できるプレイヤーが限られるため
需給バランスが崩れやすい→ 価格の歪み=チャンスが生まれる
必ずしも激安ではない→ 本質は価格ではなく“条件と交渉”
まとめ
バルク購入は、単なる「まとめ買い」ではありません。・市場の歪みを見抜く力・売主の事情を理解する力・条件設計と交渉力これらが揃ったとき、はじめて利益率アップにつながります。
無理に狙うものではありませんが、視点を変えるだけで見える世界が変わるのも事実です。
無理なく、着実に、そして冷静に市場動向とその背景を肌感覚で感じ取れるように、常に向き合う姿勢は必要かもしれません。
不動産売買にご興味・関心のある方にお勧めの一冊

上田真路著「ハーバード式不動産投資術」
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