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才色兼備

  • 2019年4月15日
  • 読了時間: 5分

更新日:5 日前


瑞鳳殿


前回のブログでの問題「伊達政宗の黒漆兜の前立てには金色の三日月の装飾がります。その三日月は左より右のほうが少し短いのは何故でしょうか?


正解は、「戦の際、振りかざした刀が前立てにあたらないように」が正解です。



伊達政宗と瑞鳳殿――“独眼竜”が眠る仙台随一の聖地


伊達政宗と聞けばきっと多くの人が「独眼竜」の異名を思い浮かべることでしょう。戦国乱世を生き抜いて東北最大級の大名へと成長した伊達政宗は、単なる武将ではなく「都市」・「文化」・「外交」を築き上げた“仙台の創設者”とも言える存在だったのです。


その才色兼備な政宗が眠る霊廟こそが「瑞鳳殿」なのです。


仙台観光では外せない名所ですが、単なる「お墓」と思って訪れてしまうと、その壮麗さに驚かされてしまいますよ。


瑞鳳殿は、桃山文化の華やかさと伊達家の美学が凝縮された“見る芸術”とも言える場所だと気づかされます。


色鮮やかな神社の屋根飾り、青と金の装飾が施され、「瑞鳳殿」と書かれた看板。背後には緑豊かな木々が見える。

仙台城を後にして、第7の目的地に到着しました。そうここがその「瑞鳳殿」です。こんな素敵な建造物見たことがありません。


均整の取れた構えと色使い。幾重にも重なりあった組木と彫り物の優雅さ。吸い込まれそうですよ。


今こうして目にしているのは復元されたものですが、立派な霊廟です。ここに静かに眠っていらっしゃるのでしょうね。政宗公。


色鮮やかな伝統的な建物の装飾。彫刻には鳥や人物が描かれ、細かいパターンが刻まれている。背後には木々が見える。

瑞鳳殿は、1637年に亡くなった伊達政宗の遺命によって造営された霊廟です。


場所は、仙台中心部からほど近い経ヶ峯。深い杉木立に囲まれた静かな丘陵地にあります。


ここで注目したいのは、「権威」と「」が徹底的に追求されていることにあります。


徳川家の霊廟文化の影響を受けつつも、伊達家らしい豪華絢爛な装飾が施され、まさに“東北の桃山文化”を象徴する建築となっています。


残念ながら、戦災で旧建築の多くは焼失しましたが、その後忠実に再建されて現在でも当時の豪華さを感じ取ることができます。


〒980-0814 仙台市青葉区霊屋下23-2


才色兼備な瑞鳳殿の見るべきポイント

瑞鳳殿最大の特徴は、その色彩感覚です。一般的な霊廟は厳かな色合いが多いですが、瑞鳳殿では「漆黒」・「金箔」・「極彩色」・「精巧な彫刻」が大胆に組み合わされています。


特に黒漆塗りの建築に金装飾が映える姿は圧巻で、「伊達者」という言葉の原点を感じさせます。“派手で粋”――まさに政宗の美意識(才色兼備)そのものではないでしょうか。


次に桃山文化を感じる彫刻美にあります。建物をよく見ると、随所に動物や植物の彫刻があります。


」・「鳳凰」・「麒麟」など、中国文化の影響を感じさせる意匠が並び、細部まで非常に凝っています。またこれは単なる装飾ではありません。


戦国武将にとって霊廟とは、「死後もなお権威を示す場所」となるからです。つまり瑞鳳殿は、“伊達政宗ブランド”を後世へ示す巨大なシンボルでもあるのです。


近くには、二代目忠宗廟(感仙殿)や、三代目綱宗廟(善応殿)などがありました。


伊達政宗は、遺言にて、自分の遺骸をここ経ヶ峯に葬るように申し付け、またその方角は仙台城本丸を向くように建てさせました。


歴史的な日本の神社の門。赤と黒の装飾が施され、背後には緑の木々が広がる。門の脇に説明の立て札が設置。

手前の唐門から見るとけっこうな奥行きを感じます。潜り抜ける時に、思わず立ち止まり見上げてしまいます。


手前の唐門越しには奥の全貌がなかなか見えてきません。


見えないと言うと、最近目が悪くなり初めて眼鏡を購入しました。伊達メガネって、この伊達政宗から来てるのはご存じですね?



伊達政宗は、豊臣秀吉公に上洛した際白装束姿で現れ、その傍らには磔台を持参したと伝わっています。


今で言うところの「伊達男」とは「ぶっ飛んでいる奴」を指し「派手ないで立ち」・「とんでもない振舞い」をする男の代名詞となっています。


また、女性ものの着物を纏って闊歩していたとも。今で言うビジュアル系だったのかもしれませんね。


黒い門が中央にあり、金色の装飾が施されています。門の上に赤い看板に白文字で「謹厳」を表示。背景には緑色の木々。

石段と杉木立が作る神秘的空間も見るべきポイントではないでしょうか。参道を歩くと、空気が変わります。


長い石段と杉並木による静寂は、観光地というより“聖域”に近い雰囲気です。特に雨の日や朝方は幻想的で、霧がかかると戦国時代へ迷い込んだような感覚になるそうです。


この自然との一体感も、瑞鳳殿の大きな魅力です。瑞鳳殿にたどり着く前にあるのがこの坂です。


まあまあの勾配があるため、道の途中に竹製の杖を無償で貸してくれます。ありがたいです。


森の石段を歩く人々。高い木々が並び、柔らかな日差しが差し込む。穏やかな自然の雰囲気が感じられる。

多くの観光客が見落としがちなのが資料館です。しかも、ここには発掘調査で見つかった副葬品や甲冑、遺骨調査資料などが展示されており、歴史好きにはたまりません。


特に興味深いのは、伊達政宗の遺骨調査によってその「身長」・「食生活」・「健康状態」などがかなり具体的に判明している点です。


歴史上の人物が、一気に“実在した人間”として立ち上がってきます。


パンフレットの画像。色彩豊かな寺院の写真と建物の詳細、歴史を解説するテキストが配置。下部に見学ルートの地図もある。

瑞鳳殿は、伊達政宗の人生と美学を今に伝える特別な場所です。


そこには「戦国武将としての威厳」・「桃山文化の華やかさ」・「伊達家独特の美意識」・「仙台という都市の原点」が凝縮されています。


もし仙台を訪れるなら、ただの観光名所としてではなく、「伊達政宗という人物を体感する場所」として歩いてみてください。


石段を登った先で出会う極彩色の霊廟は、きっと想像以上に強烈な印象を残してくれるはずです。



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石柱に「瑞巌寺」の文字。雨の中、傘を持った人々が玄関を通る。左に建物、右に防護壁。落ち着いた雰囲気。

宮城県の国宝


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