阿蘇を訪れたならぜひ立ち寄りたい郷土料理の名店
- 2020年8月6日
- 読了時間: 4分
更新日:6月2日
高森田楽の里

阿蘇の田楽
今回は食事メインの旅 日も暮れかけたころ、ようやく到着したのが、此方のお店です。
お店のホームページはこちら https://www.dengakunosato.com/
熊本県阿蘇郡高森町の豊かな自然に抱かれた「高森田楽の里」は、阿蘇を訪れたならぜひ立ち寄りたい郷土料理の名店です。
茅葺き屋根の古民家と囲炉裏のある空間が特徴で、一歩足を踏み入れるとまるで昔の日本へタイムスリップしたかのような懐かしい雰囲気に包まれます。
築200年以上ともいわれる母屋は、高森の歴史や文化を今に伝える貴重な存在です。
〒869-1602 熊本県阿蘇郡高森町高森2685−2
囲炉裏がいくつもあって広い店内です。この店の名物はもちろん「高森田楽」です。
囲炉裏の炭火でじっくり焼き上げる郷土料理で、高森特産の「つるの子いも」をはじめ、豆腐、こんにゃく、なす、やまめなどを串に刺し、秘伝の山椒味噌や柚子味噌を塗りながら味わいます。
炭火の香ばしさと味噌の甘い香りが食欲をそそり、素材本来の旨みを存分に引き出しています。

時計は止まっています。雪見障子がいい感じ。ものすごく落ち着いた雰囲気の中でいただける郷土料理に興味津々です。
田楽といえば、京都や出雲を思い浮かべますよね。そういえば福島県でも美味しい田楽を頂きました。
こちら高森町の田楽も諸国を旅した村人が、豆腐の田楽を京都等で食べて帰ってきた際に、地元特産の里芋に応用したのが始まりだそうです。
特におすすめなのが「田楽定食」です。高森田楽の魅力を存分に楽しめる定番メニューで、囲炉裏を囲みながら自分のペースで焼き上げる時間そのものが特別な体験になります。
また、阿蘇名産の肥後あか牛を味わえる「あか牛の耕焼定食」や、地鶏を炭火で焼く「炭火鶏焼定食」も人気が高く、阿蘇の豊かな食文化を堪能できます。

「だご汁」だごとは、小麦粉の平たい団子の事です。大分県にも団子汁と言うものがあり、よく似ています。鶏ガラベースの醤油味です。
九州地方では、農家の方が毎日の忙しさのあまり、食事を摂る時間さえ惜しいとのことから、このだご汁が生まれたとか。
田楽は昔からある郷土料理で、五穀豊穣の祈念して田楽の舞という踊りがあったそうです。やはり味噌が命ですね。山椒味噌にゆず味噌、店主秘伝の鶏味噌。

もちろん食材も厳選された逸品です。
地元特産の芋を主に、豆腐や山菜、沢蟹、やまめなどバリエーションも豊富です。突き出しは季節によって変わり、店主のこだわりも垣間見えます。
おっと、この山芋ちょっと変わった形をしているなぁって思っていたら・・・。
これが先に述べた高森特産の「つるの子芋」という品種だそうで、形が鶴の首に似ているところからそう呼ばれているようです。
目の前の囲炉裏で串焼きですが・・・
ん?よく見たらこの網の形状は畑を耕す必須アイテム「くわ」ですね。

高森田楽の歴史は古く、700〜800年ほど前から受け継がれてきたとされています。
もともとは高森地域で採れる「つるの子いも」を美味しく保存しながら食べるために考えられた料理で、囲炉裏を囲みながら家族や仲間と語らう、地域の暮らしに根付いた食文化でした。
さらに1960年には地元有志によって田楽文化を守り伝える活動が始まり、その後「やまめ」などの食材も取り入れられ、現在の高森田楽として発展してきました。

店内では、太い梁が張り巡らされた高い天井、ゆらめく炭火、そして雑木林に囲まれた静かな景色が訪れる人を癒やしてくれます。
四季折々の自然を感じながら味わう田楽は、単なる食事ではなく、高森の歴史や風土そのものを体験するひとときです。
観光客はもちろん、地元の人々にも長く愛され続けている理由がそこにあります。
阿蘇観光の際には、ぜひ「高森田楽の里」を訪れ、囲炉裏を囲みながら伝統の味と温かな時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
昔ながらの郷土料理と歴史ある空間が、心に残る旅の思い出を演出してくれるはずです。

この、こんにゃくが旨いんですよ。もちろん他の一品一品全て美味しいのですが、「こんにゃく」ってなかなかそこまで味がしみ込んだりしないですよね。
こちらのこんにゃくは、宮崎県五ケ瀬町の蒟蒻芋を地元老舗の業者が生芋から湧水を使って作ってくれているそうです。
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