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はい!じゃんじゃん

  • 2019年4月17日
  • 読了時間: 3分

更新日:5月24日


初体験で初挑戦


盛岡駅に降り立った瞬間「せっかく岩手に来たなら、本場のわんこそばを体験したい」と胸が高鳴る人は多いはず。


そんな旅人たちが吸い寄せられるように向かうお店がここにあります。何やら「はい!じゃんじゃん」と聞こえてきますよ。


岩手県盛岡のそば屋の外観。白い壁に赤い屋根、店の前には「わんこそば」「東家」の看板。自転車と提灯が見える。

創業は明治40年、1907年から暖簾を守り続けてきた老舗「そば処 東屋は、盛岡のわんこそば文化を全国へ広めた名店として知られています。


もともとは盛岡の名料亭「大清水多賀」の流れをくむ店として始まり、割烹の技とそば文化を融合させながら、五代にわたり“おもてなしの味”を守ってきました。


城下町盛岡の歴史ある商店街「中ノ橋通り」平日なのに店内はお客さんで大賑わいです。岩手県と言えばやっぱり「わんこそば」ですよね。


〒020-0034 岩手県盛岡市盛岡駅前通8−11 盛岡駅前通ビル 2階


店に一歩足を踏み入れると、ただの“そば屋”ではないことは誰の目にもすぐにわかります。


木の温もりはもとより老舗ならではの空気感、そして店員さんたちの明るい声(ここが最大にして最高のポイントです!)。


盛岡駅前という便利な立地にありながら、そこには観光地的な軽さではなく「岩手の食文化を本気で味わってほしい」という誇りが漂っています。


そして、席に着いた瞬間から始まるのが、わんこそばという“食のエンターテインメント”。


たくさんの赤い漆器の椀がテーブルに積まれている。白い線が見える。一部に青い布がかかり、和風の室内が背景。

わんこ」とは岩手の方言で「お椀」を意味するそうです。一口で食べられる量の蕎麦を「ささっ」と掻き込む。


すると、傍らで待機してくれているお給仕さんが「ぱぱっ」っと素早く蕎麦を投げ入れてくれます。


だいたい、わんこそば15杯でかけそば1杯分。なんだ、それだったら100杯は余裕でしょう、200杯オーバーを目指そうか、お腹減らして挑戦しに来たからにはたべるぞ~。


じゃんじゃん

お椀の蓋を開けたら始まりの合図。まるでレースですレース。


それよりなにより、お給仕さんの掛け声がめちゃくちゃ楽しい!


一杯投げ込むごとに「はい!じゃんじゃん」「はい!まだまだ」「はい!どんどん」「50杯超えました~」「はい!もう一杯」「はい!頑張って」「はい!もうすぐ100ぱいですよ~」なんともリズミカル。


盛岡の蕎麦店の証明書。右に「わんこそば記録」と記載。葉と花のイラストが左に描かれ、下に店舗情報がある。和風の雰囲気。

この辺りから恐怖を感じはじめます。薬味を変えたりしながらだましだまし掻き込むのですがそろそろ限界が・・・。


最初は笑いながら食べていたはずなのに、気づけば真剣勝負。ペースを調整しながら自分の限界に挑みつづけるのです。これが「東家」のわんこそばの魔力です。


またそこにすかさず「はい!じゃんじゃん」え~なんでぇ~。「いけますいけますもう一杯」やばい。蓋を閉めないと終らないのです。閉める前に「はい!どんどん」あちゃ~。


しかも、ただ量を食べるわけではありません。ねぎ、海苔、とろろ、なめこおろし、まぐろ、鶏そぼろ……次々と味を変えながら食べ進めることで、驚くほど箸が止まらない。


そばそのものも香り高く、喉越しが良いため「もう無理」と思った直後に、また一杯すすってしまうのです。摩訶不思議。


赤白の紐が付いた木製の絵馬。左には「ありがとう」等の感謝の文字、右には赤いそば椀のイラストと店名が印刷。

こんな証明書を頂けました。ちなみに100杯を超えたらこんな手形を頂けます。


旅の思い出づくりに挑戦する観光客も多く、店内はいつも笑い声と熱気に包まれています。


ただ空腹を満たすだけではない。ただ名物を食べるだけでもない。


東家」のわんこそばは“岩手のおもてなし文化そのもの”を体験する時間です。盛岡駅前で「今日は何を食べよう」と迷ったならその答えはもう決まっています。


蓋を閉じるその瞬間まで続く、熱狂の一杯へ。次に盛岡を訪れた時、あなたはきっと自然にこう口にしているはずです。「じゃあ、東家行こうか。


立派」こんなこと言われたことがない私にとって、嬉しい響きです。「わんこそば」の由来を知ると。心温まるエピソード。皆さんも一度調べられては如何でしょうか。



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