in大分県⑦

今回、訪れたのはこちら。

〒877-0006 大分県日田市港町3-29 「いた屋本家」

江戸時代創業のこちらのお店は、日田市の中でも江戸幕府直轄地時代の歴史的名残が色濃く残った豆田町の一角にございます。

創業160年の老舗中の老舗。川魚専門料理を掲げて、国産うなぎを、代々継ぎ足された秘伝のタレで焼き上げる「うなぎのせいろ蒸し」は看板メニューであり、「あゆの釜めし」も名物と云われる逸品です。

現在では、5代目店主がお店の暖簾を守っているとの事です。

早速、お店を調べてお伺いしたのですが、道中、歴史を感じる街並みになんとなく時代をタイムスリップした感じを受けました。それもそのはず、近くを流れる花月川の北側には本能寺の変があった年の1601年に築城主:小川光氏によって建てられた永山城跡があり、そこから南に御幸通りと上町通りの街道が走っています。

酒造店や日田醤油店、米穀店や下駄屋さん等、たくさんのお店が白壁造りで歴史を感じる建物ばかりが軒を連ねていました。

店内は、静かで非常にきれい、っというか、空気が張り詰めているような、非常に「澄んでいる、澄み渡っている」と言った印象です。束石や梁も硬固でドシッとした印象です。

店主様のコメントを引用させて頂くと、「うなぎの湯引き」は、さばいてから器に盛られるまでに、何と3日間を要するそうです。つまり、3日後を予測して準備をする必要があるとの事。これは難しい。3日後にピークを迎える一番の食べごろの料理をお客に味わってもらう。このような料理って聞いたことがないです。

この料理の肝は熟成です。まず、背中の部分から包丁を入れて開き、表面の滑りを取り除くためにお湯を掛けます。全体に青白く少し縮んだところで水にさらし、洗い流します。さらに、表面と滑りの皮との間にある黒い部分も丁寧に洗い落とします。そして塩をして3日間寝かせることで旨味が増し良い塩加減になるそうです。

ここ日田市は山岳地帯で回りを山々で囲まれています。魚は貴重なたんぱく源であったことでしょう。本当においしく頂く事が出来た事に、感謝いたします。これからも末永くお店を守り抜いてくださいませ。また是非お伺いしたいと思っております。ありがとうございました。

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