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読まない人でも読んだ本


 

直木賞受賞作

 

先日、所用があって大阪梅田のジュンク堂に立ち寄った時のこと。 平置きのコーナーに積み上げられていた本に目が行きました。普段は小説などは読まないのですが、この時なぜか手に取ったまま、10ページくらいパラパラと読んでレジに向かい購入していました。


最近、遠くの方は未だに視力は裸眼で両目とも2.0あるのですが、手元が見えにくくなってきて、歳に逆らうようにして本だけでなく、資料等も眼鏡をかけずに何とかやってきましたが、この本を読み始めた時から、初めて「おかん!眼鏡かりるでぇ」と母親の眼鏡を拝借して、深夜まで読みふけっておりました。 不思議ですね。この本を読んだ後、通勤の行き返りはクラッシックを聞くようになりました。なんとも、単純な自分が恥ずかしい。登場人物は、全部で7~8人といった感じでしょうか。 この本の終盤の盛り上がってくるところで、なぜか涙が止まらない。泣かせるような所ではないのにですよ。


しかも、どちらかというと脇役に近い28歳の男性の何気ない行動や思いが、ぱぁーっと情景となって目の前に現れるんですよ。コンクール事務局から一本の携帯電話がなるあたりから。 また、クラッシックなんてほとんど興味もなかったので、誰の何という曲なのかもわからないのに、勝手に頭の中で響いてくるんです。 また、こちらは絵本です。

非常にページ数が少ないのですが、なんと40周年を迎える超ベストセラー作品。 本の題名がすごくないですか?100万回生きたんですよ、このねこ。


なんで100万回も生きたか。それがこの絵本のミソなんですけどね。 絵本というのは、見て感じるものでもあり、短い文章を読み解いて感じるものかもしれません。


作者が、人間ではなく、ねこを題材に取り上げた理由。 100万回生きたと言う事は100万回・・・。考えさせられるでしょう? 映画もすごくいい。本もすごくいいと思う今日この頃です。

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