ステージング
演出は必要?不要?
今回は、新築一戸建てのホームステージングを試みてみました。インテリアコーディネーターの見様見真似で始めた演出も、今回で3回目です。
これまでは、専門の業者に丸投げでお願いしていましたが、いつも相談に乗って頂いている同業の社長様にアドヴァイスを頂き、今は自分でアイテムの選択から、配置や飾りつけに至るまで、雑誌片手に試行錯誤で行っています。
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正直、このままでも問題はないように思えて仕方がありません。「この方が広くていいじゃん」家具は購入者様も既存のものをお持ちでしょうし、お気に入りの品があるやもしれませんから。また設置してしまうと「なんかイメージと違う」なんてことになったらと思うと頭が混乱してしまいます。
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完成したのが、夜中でしたからイメージ湧きにくいのですが、最小限に抑えた感じです。分譲マンションの広告やCMには足元にも及びませんが、何か感じ取っていただけたらと内心ひやひやしています。
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キッチン回りは特に苦手です。女性の目線がわからないから。妻に意見を仰いだりして気付かされることも多いです。「せっかく料理するスペースが広いんやから、ごちゃごちゃ物を置かへん方がいいんとちゃう?」です。
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よって、ホボ何にも置かないようにしました。なんかちょっと寂しい気もしますが。まあ、後からアイテム付け加えることもできるのでここはこのままで。
洋室にはベットとソファを設置しましたが「圧迫感あるかなぁ」でもまあ「シャッター上げたら開放感出るかも」とか一人でぶつぶつつぶやきながら作業を続けます。
しかし、一つづつが重いし、床を傷付ける訳にもいかないので、少しづつ慎重に汗かきながら・・・「汗すら床に落とせない」訳です。
浴室もちょっと飾りつけ。「あーこのままここにお湯を張ってザブンとひとっ風呂浴びて帰りたい」と正直そんな感じです。
浴室に窓があるっていいですね。私が住んでいるのはマンションタイプで閉鎖的なので憧れてしまいます。朝風呂とか特に気持ちがいいのでしょうね。
アンカリング効果
これからご自宅を売却しようとお考えの方にちょっとした提案です。それが「アンカリング効果」です。中古物件でも同じことがいえると思います。
アンカリングとは一番初めに目にした情報を最後まで引きずってしまう傾向に着目して、第一印象を強烈にすることでサービスや商品を継続的に「良品」と思わせる事ができる効果のことです。 もちろん「騙し」や「うそ」の類ではなく、購入者側にとっても非常にメリットが感じられるものであり「へぇ、こんな演出の仕方があるんだねぇ」と共感して頂けることもあります。
雑誌やパンフレットにはおもわず目が釘付けになるような、素敵な室内写真が掲載されていたりしますよね。「わぁ、こんなお部屋に住んでみたい!」って憧れを抱いたりしたことないでしょうか。
そのために必要になるのが「ペルソナ」です。ペルソナとは、サービス・商品に対いて典型的なユーザー像を設定することで、マーケティングにおいて活用されています。
具体的には、実際に対象(購入者層となる)人物が実在しているかのように想像を膨らませて、年齢、性別、居住地、職業、役職、年収、趣味、特技、価値観、家族構成、生い立ち、休日の過ごし方、ライフスタイルなどをリアルに設定するのです。
この設定を元に、イメージしたステージングを行うわけです。普段使いする物とは区別することが賢明だと思います。「見てよし!使ってよし!」が一番ですが「ホームステージング」の世界では「アンカリング効果」が重要な位置づけになります。
単に色合いやデザインだけでなく「風合い」や「素材感」は見てくれる人の心を揺さぶります。
先行投資になることですから、予算と相談が不可欠ですが「価格交渉」を買主側から願い出られた場合の逆交渉材料にも使えそうです。
例えば2980万円で売り出した物件に「購入したいのだけれど80万円値引きしてくれない?
」なんてよくある話ですが、「値引きは出来かねますが、家具をセットでお譲りしますよ」といった具合です。
まとめ
「ホームステージング」は「アンカリング効果」を最大限発揮させることが可能
「ホームステージング」のプロは「マーケティング力」と「ペルソナ」に超注力
「ホームステージング」は経験がなくても、周囲の人の協力があれば十分に可能
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