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国指定天然記念物


 
 

〒875-0351 大分県臼杵市野津町大字泊1632 

お正月に訪れた日本3大鍾乳洞「〒754-0511山口県美祢市秋芳町秋吉秋吉台【秋芳洞】」に続く、鍾乳洞第2弾。

鍾乳洞は、世界でも数多く発見されており、化学、生物学、地質学、地形学、気象学、地図学、水分学、古生物学、考古学等のあらゆる分野の研究がなされています。


世界最古の洞窟は、オーストラリアの世界遺産「ブルーマウンテンズ」の近くにある鍾乳洞群「ジェノランケーブ」という鍾乳洞で、3億5000万年の歴史があると言われているようです。


地域や気候などの影響で異なるようですが、鍾乳石が「1cm伸びるのに約50年~100年かかる」ため、1mだと5000年~10000年。気が遠くなります。


あまりにも美しい写真を見ていると、是非生きている間に色んな鍾乳洞を見てみたいものです。

洞窟とは岩石や山にある竪穴・横穴の洞穴全般を指すようで、鍾乳洞も洞穴の一つとされているそうす。


他との違いは石灰岩が長い年月を掛けてゆっくりと侵食されて出来上がる洞窟とされています。


その侵食の際にできる、自然が作り出す色や形が、何とも言えない造形美を演出してくれるのです。


形状から名前までついてます。ストロー・つらら石・カーテン・ヘリクタイト・フローストーン・石筍・リムストーン・ケイブパール・石柱・シールド。


世界最大とされる石筍は「ベトナムのソンドン洞」にある高さ70m超とか。

日本では、洞窟は信仰・祭祀・修業の場や、居住・墓地として利用されたり、年中定温の環境であったことから、氷部屋・貯蔵庫・お酒の醸成等、生活に係わるものにも多く利用されていたそうです。


また、有事の際には、基地や防空壕、治療施設として利用された経緯もあるそうです。


同じ様に世界でもイラン南部のザクロス山脈には古代都市ビーシャ―プール洞窟があり、シャ―プール1世の巨大な像が一つの石筍から作られているなど、神秘的な空間がそうさせるのでしょう。

日本をはじめ、世界各国にある鍾乳洞は、今なお発見され続けているようです。


2019年には鹿児島県徳之島で水中鍾乳洞が発見され、1998年には沖縄県恩納村で恩納海底鍾乳洞が発見されたり。


反対に、大きくなりすぎたり、天災地変で天井が崩れ落ちて無くなった鍾乳洞も多く存在しているようです。

日本三大鍾乳洞は、山口県「秋芳洞」・岩手県「龍泉洞」・高知県「龍河洞」と言われています。


文献上、日本最古と言われる岡山県真庭市上水田にある「備中鍾乳穴」や、標高900mと日本一高い所にある岐阜県高山市にある「飛騨大鍾乳洞」なども見どころ満載だと思います。

世界に目を向けると、2万年前に生まれたとされるホモ・サピエンスの居住跡があるというスペインの「ネルハ洞窟」や、世界第3位の広大な鍾乳洞をトロッコ列車で見学できるスベロニアの「ポストイナ鍾乳洞」、大自然の芸術宮殿と称される中国の「リードフルート洞窟」、無数の針のように細く長く伸びた鍾乳石やターコイズブルーの大きな池が特徴的なフランスの「ショランシュ洞窟」など、探せば沢山の鍾乳洞が見つかります。

いってみたいと思わせる鍾乳洞は、チリ中部パタゴニア地方にある「マーブルカテドラル」、ニュージーランド北島ワイカト地方にある「ワイモト・グローワーム洞窟」、アメリカアリゾナ州にある「アッパー・アンテロープキャニオン」は写真だけでも満足ですが、行けたら行きたい場所ですね。

ここ、風連鍾乳洞も場所場所によって、色んな姿を見せてくれます。


要所要所に立て看板があって「シャンデリア」・「亀さん」・「競秀峰」・「コリトン神殿」・「白銀の城」・「瑞雲の滝」・「腰折の滝」「霊妙閣」・「音無の滝」・「不老の滝」・「仙人の庭」・「竜宮城」・「天上界」といった絶景スポットが数多くありました。

鍾乳洞をパワースポットと言わしめる理由がよくわかりました。


地球が織りなす環境の一つに鍾乳洞があり、私たちが人間が生まれる遥か古の昔から、脈々と受け継がれ、築き上げられてきた時間が教えてくれます。


人の命は長くて100年。短い時間を大切に生きよと。

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