生態環境の再現と本来持つ生態
アフリカンサファリ
〒872-0722 大分県宇佐市安心院町南畑2−1755−1
「生態環境の再現」と「本来持つ生態」が、アフリカンサファリのコンセプト。
サファリパーク形式として日本最大級の動物園で、総面積は115万㎡もあるそうで、そこに約70種に及ぶ動物たちと出会う事が出来るんです。
醍醐味は園内を行く「サファリバス」コースと「自家用車で乗り入れる」コースが用意されています。
夏休みシーズンには「ナイトコース」もあったりして、間違いなく興奮爆発ですね。
他にも「動物ゾーン」や「ふれあいゾーン」等もあって、小動物の観察や、実際手に取って抱っこしたり、撫でたりもできちゃいます。
「アメリカバイソン」別名:アメリカヤギュウ・バッファロー
ここアフリカンサファリでは、生息環境を徹底追及されていて、「山岳」「草原」「岩場」「林間」「水辺」「砂場」の計6つの組み合わせで自然を再現している為、「ここって日本だよね?」って思わせてくれたりします。
一般的な動物園とは一線を画して人気があるのがよくわかります。
アメリカバイソンをこんな近くで見るなんて、衝撃です。優しい目とは裏腹に、階級社会で生き抜く種の動物の為、繁殖期にはオス同士の壮大で壮絶な争いが繰り広げられるそうです。
オスの平均体長は3~4m、体高は170前後、そして体重は900kgに至るものまでいるようですが、この巨体が時速60kmを超すスピードで8kmの距離を走る事が出来る草食系の哺乳類とは驚きです。
喧嘩となればまさに地響きどころではなさそうですね。「バイソンはヒグマにも勝てる」そうです。
「アメリカグマ」別名:グリズリー
生態とは、生物が自然環境の下で生活しているさまを指す様です。
おもには「昼行性と夜行性」であったり「冬ごもり」、「移動を繰り返す」などがあり、このように季節や時間帯によって、場所を変えたりすることで無用な争いを避けて「棲み分け」をしているそうです。
アメリカグマはオスの平均体長は1.5~2m、体高は80~90前後、そして体重は400kgに至るものまでいるようです。植物傾向の強い雑食系で積極的に捕食することは少ないそうです。
そうとわかっていても、近くで見るのは怖いですよね。この距離なら、なんだか、モコモコしたヌイグルミに見えたりしますけど。
「グラントシマウマ」や「ファロージカ」も、どこからともなくやってきました。
シマウマも平均的に体長は1.2~1.4m 体重260kgと大きいんです。傍で見ていると、きれいな毛並みと模様。超筋肉質なのもよくわかります。
シカに至っても、周りの動物たちより小さく見えますが、平均的に体長90cm 体重100kgもあるので如何に人間が小さい動物なのかがよくわかります。草食系も肉食系も平常時は愛らしいですよね。
「フタコブラクダ」別名:バクトリアンキャメル
平均的に体長は2.2~3.5m 体高1.9~2.3m 体重300~650kg 生息地は中国やモンゴルの半砂漠地帯だそうです。
ラクダの食生活は少し変わっていて、刺のある植物を食べる事が出来ます。
また、水がなくても動かない状態であれば約10カ月近く生き延びる事が出来るそうです。
こぶに水を隠し持っているのかと思いきや、こぶの中はエネルギー効率の高い脂肪分が豊富に蓄えられているそうです。
「アミメキリン」別名:Reticulated Giraffe
平均的に体長は4m程度 体高5.5m程度 体重1000kg前後 体の模様が網目状になっていることから名づけられたそうです。
アフリカ中東部のサバンナに生息し、長い首と長い舌で高い木の葉を主食とし、葉から水分も摂取できるようで水を求めての移動は少ないようです。
しかし共通して言えることは、どの動物たちもぜい肉がない、と言う事。見てください、この麒麟の食事風景を。
モデルがシュッと立っているような、すらりとしたキメポーズ。明日から私も野菜だけ食べようかなと思います。
「アジアゾウ」別名:Asian Elephantやインド象
平均的に体長は5.5~6.5m程度 体高5m程度 体重5000kg前後
インド北東部・北西部・中部・南部やインドネシア、カンボジア、スリランカ、タイ王国、中国、ネパール等多くの国にて生存しているようです。
食べ物を求めて移動するが季節的な移動を含めても30km前後の距離に留まるようです。
生態としては、雌と子で群れを成し、雄は単独か雄同士で群れをなす様です。
現在生存している系統はアフリカゾウとアジアゾウの2種 絶滅危惧種ⅠB類にも登録がなされ将来を危ぶまれている事実もあるようです。
象にまつわる話は数多く「人に聞こえない低周波音で会話し」「鳴き声は10km先まで届くため、112decibel以上あるとされ」「耳は3~40km先の音を聞き分ける」「人を見分ける能力や豊かな感情があり」また「死期を察した象は、人知れず見つからない場所で最期を遂げる」など。
宗教的にもヒンドゥー教には象の頭を持つガネーシャという神様がいて、釈迦は白象の姿で母胎に入ったと言う説もあるくらいです。
日本では、足利義持への献上品として南蛮船で運ばれたり、1575年には明国から大分県の豊後国臼杵にて大友宗麟への献上品として贈られたとか。
「おいおい危ないよ」って思わず声が出てしまいそうになりますが、当の彼らは、大丈夫大丈夫!みたいに涼しい顔で、道を横切ってゆく姿なんかも、癒されます。
人間が近くにいることは 間違いなく認識していると思いますが、安心した表情からは、日々の飼育員さんたちのたゆまぬ努力が感じ取られました。
また、ここを訪れる方々のマナーの良さがよーくわかります。もちろんしっかりとしたルールがここアフリカンサファリにはありますので、私もしっかり守って次に進みます。
「チーター」和名:狩猟豹
平均的に体長は1~1.5m程度 肩高65~95cm程度 体重20~70kg前後 古くはアフリカ大陸全域、パレスチナからアラビア半島、インド等に生息していたようですが、個体数は年々減少し、絶滅した地域もあるようです。
茂みの中から、光線のような鋭い眼差しをこちらに向けているのはチーターです。えっ?て思いますよね。
こんな小さな体で、あんな大きな動物を追い回す姿はTV等でよく見ますが。
獲物を追撃する際には立ち上がり2秒で時速70kmを超えるスピードが出るそうです。その後加速して100km/h超。
「アカカンガルー」
平均的に体長は130~160cm程度 体重70kg前後 生息地域は主にオーストラリアほぼ全域 地球上で一番大きい有袋類。乾燥した草原を好み、群れを成して放浪するそうです。
発情期には、まず、体の大きさや腕の筋肉を見せつけ誇示行動に出る。次に尾っぽでバランスを取りながら前足で引っ掻いたり、後ろ足で蹴りを繰り出す。
写真をよく見ると、ほんとに筋骨隆々、腕太っって思いますよね。
この光景があちこちで見られます。近づくと「むこういけや」「こっちくんなや」「あーうざっ」って態度に出てきます。
なんか、酔っ払いのおっさんを見ているようで結構オモロイ!
「ベンガルトラ」別名:インドトラ
平均的に体長は2.5m程度 体高90~110㎝程度 体重150~250kg前後
最後にご存知ネコ科最大の動物がトラです。
かつてトラは8亜種が生存していましたが、20世紀に入って3亜種が絶滅しています。
なんでこうもいろんな動物たちが絶滅してしまうのか。一つには人間の介入による密猟が挙げられると思います。
もちろんそれだけではない(異常気象や土壌汚染等)と思いたいですが。
動物のいない地球って魅力がなくなってゆくような気がします。人間を含む様々な命があって、共存することはそんなに困難な事なのでしょうか。寂しい限りです。
ベンガルトラはインドに生息しており、普段から単独で生活しています。
本来は臆病者で人を襲ったりすることはないそうです。意欲的に縄張りを持ち、強靭な夜行性の狩猟を好みます。
短距離なら65km/hのスピードが出るそうで、獲物を探して一度に何十キロも移動することも。オオカミやヒョウ、クマやサイ、象までもが獲物になるとか。
一撃必殺のチャンスをうかがい、危険と背中合わせの中、一気に仕留めます。
空腹の虎は一晩で30kgの肉を食べるとか。子育てに関しても、「雄は子育てに一切かかわりを持ちません」なんかスゲー。
そんな男一匹のカッコいい虎も「絶滅危惧種に指定」されており、数十年後には絶滅説まで浮上しているそうです。
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