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世界遺産 下鴨神社


 

賀茂御祖神社

 

〒606-0807 京都府京都市左京区下鴨泉川町59

そもそも世界遺産とは


人類共通の遺産」重い表現で締めくくられています。


それもそのはず世界遺産リストに登録されるためには、「世界遺産条約履行のための作業指針」で決められている10の基準のいずれか1つに合致し、真実性と完全性の条件を満たして、締約国の国内法によって適切な保護管理体制が取られていなければならないと記載があります。


世界遺産だから」と旅行先を安易に決めていたのが恥ずかしい。世界遺産には「文化遺産」・「自然遺産」・「複合遺産」の3つに分けられているようです。


1972年のユネスコ(創設等 憲章採択 昭和20年11月16日 創設 昭和21年11月4日 日本加盟 昭和26年7月2日 本部はフランス共和国・パリ市内 諸国民の教育、科学、文化の協力と交流を通じて、国際平和と人類の福祉の促進を目的とした国際連合の専門機関)の総会で、採択された「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」に基づいて世界遺産リストに登録された、文化財、景観、自然など、人類が共有すべき「顕著な普遍的価値」を持つ物件のことで、移動が不可能な不動産が対象となっているそうです。

そこに名を連ねているのが今回の「下鴨神社」です。


下鴨神社のご祭神

・賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)

・西殿玉依媛命(たまよりひめのみこと)


下鴨神社の正式名称は賀茂御祖神社です。「御祖」とは、上賀茂神社(賀茂別雷神社)に祀られている「賀茂別雷命」の母にあたる「玉依媛命」と、祖父の「賀茂建角身命」が祀られているということです。

そのむかし、日向国高千穂宮にいた神日本磐余彦天皇は、国造りのために東へと進軍します。初代天皇である神武天皇が大和への道中、道に迷い困ってしまいます。


その様子を見ていた天照大神が、賀茂建角身命に道案内を命じます。八咫烏に化身して、熊野から大和へ道案内したと伝えられています。


このことで賀茂建角身命である金鵄八咫烏(きんしやたからす)は導きの神、勝利の神、方除、厄除け、入学、就職の試験などの合格、交通、旅行、操業の安全等多方面に御神徳を顕わしていると伝えられています。驚くのは足が3本なのですね。


日本サッカー協会のシンボルマークをご存知でしょうか?よく見ると3本!

また「玉依媛命」が鴨川で禊(一族の繁栄をもたらす神の降臨を願う儀式)をされているときに、鴨川の上流より流れ来た丹塗の矢を拾って床に置くと、なんとその矢は美しい男神になり、その後結婚されたのです。

そして懐妊し、男御子を産みました。との神話が伝えられていますので、古くから縁結、子育ての神さまとして信仰されています。

 

みたらしの池

 

楼門をくぐって目前には、いくつかの社殿が並んでいます。どれも神聖な建築物です。

その一番奥に、「玉依媛命」が祀られている東本殿と、「賀茂健角身命」が祀られている西本殿があります。

みたらしの池です。ここは「斎王代禊の儀」や「流し雛」を行う神聖な池とされています。


土用になると池の周辺や川の底から清水が自然と湧き出すことから「鴨の七不思議」とされ、湧き出るときの水の泡の姿が団子に似ていることから、みたらし団子の発祥地とされています。


みたらし団子は、下鴨神社の御手洗祭で氏子が作って供えたのがはじまりとされ、団子は串に5個ついているものの、一番先ある一つ目から少し離して4つ刺さっているのが基本のようですね。


また、土用の丑の日に池の水に足をつけると疫病や足の病気になりにくいとか。

近所の団子屋さんは水曜日がお休みなので今日は残念ながら頂けませんでしたが、必ず美味しいみたらし団子を食べに来ますね。


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